新しいことづくしの仕事の中に、大きなやりがいが。

Today’s Voice営業部 スーパー店長 園原一郎さん

座右の銘は、粉骨砕身。
黄金世代と言われた年に入社し、店長になってから40代になった現在も、若手時代と変わらぬバイタリティー溢れる人。

常に楽しみながら全力で仕事をこなす姿は、他のスタッフの手本となっている。
そんな園原店長に、仕事への思いや服のこだわりをお聞きしました。

Text_Kodai Yasuno

#01新しいことづくしの仕事の中に、大きなやりがいが

Qまずは入社のきっかけと現在までの経歴を教えてください。

高校生の時は公務員のような安定した職につきたいと考えていました。公務員の専門学校に通うために東京へ上京し勉強を始めたのですが、安定以上に面白いことをしたいという気持ちのが強くなって……。

もともと服が好きで、好きなことを仕事にしたいと思って就活をし、最初に内定をもらったマックハウスに、新卒で入社しました。

入社後、立川店で3年勤務ののち、店長として山梨店に異動となり、合計3店舗の店長を経験しました。
そして、12年前には旗艦店にあたる阿佐ヶ谷店のオープンに携わることになり、初めて商店街立地の2階建て店舗で、オープンから5年間店長を勤めました。
同時に、西東京エリアの店舗のグループ長も任され、全体的に統括する立場で仕事を任されることが多くなっていきました。

Q旗艦店のオープンとなると相当なプレッシャーがあったのではないですか?

当時は相当なプレッシャーを感じていましたね。
大きな経験をして、今度は下北沢のLeeCooper(リークーパー)と吉祥寺のDickies(ディッキーズ)一号店の店長の兼任もしました。
LeeCooperでは店舗マネジメントからFacebookやLINE@の運用まで担当し、ディッキーズでは展示会や買い付けといったことも担当させていただいていましたね。

その後、再び阿佐ヶ谷店に戻り、同時にスーパーバイザーとして東京エリアの16店舗を統括することになりました。
さらに、新業態のアウトレット店舗の立ち上げを任され、販促や価格設定、仕入れ、営業など全ての業務を担当しました。半年でアウトレット4店舗の立ち上げに全て店長としてとしてマネジメントをする忙しい日々を経験し、現在は阿佐ヶ谷店に戻りました。

Qものすごいスピードで、仕事量をこなしてこられたのですね!
お仕事のやりがいはどのようなところにありますか?

新店舗のオープンやチラシ・イベント用Tシャツのデザイン、集客など初めてのことを経験させていただく機会が多く、今思うと大変勉強になりました。
また、山梨で店長を務めていた際に、十数年勤めるベテランのスーパーバイザーに、初めて店長として高く評価してもらえたことがとても嬉しかったですね。
その当時は大変でしたが、前例のないことに取り組むのは、私にとっては楽しくやりがいを感じます。

#02憧れのミュージシャンに影響を受けてファッションに目覚める

Q最初にファッションに目覚めたきっかけは何ですか?

高校生の頃、音楽が好きでよくMTVを見ていたのですが、ビートルズが好きで、その時々の服装に興味を持ちました。
特にベルボトムとかフェイクファーとか70年代のスタイルをかっこいいなと思ったことがきっかけで、ファッションへの関心が高まっていきましたね。
自分の服選びは、ミュージシャンの服装に影響を受けることが多かったです。

Coordination
園原さんのコーディネートのポイント

キルティングジャケット

流行りのシルエットと素材を大人らしく取り入れる

表情が変わるリバーシブルのキルティングジャケット

今回のコーディネートの中での一押しアイテムはなんですか?

ポイントは、キルティングのジャケットです。
今回のようなキルティングのジャケットは、実はもともとモッズコートなどの内側についているライナーとして使用されていましたが、今は少し形を変え、アウターとして着られています。
ジャケットのゆったりとしたシルエットが好きですし、リバーシブルで機能性もさることながら落ち着いた色合いで、大人らしい雰囲気になるのでお気に入りの一着です。

今回のコーディネートでのポイント、こだわりを教えてください。

今回はサイジングと素材感にこだわりました。
今年っぽい着こなしで肩を落としてオーバーサイズのゆったりとしたサイズ、シルエットになるようにしました。
また、今年トレンドのコーデュロイパンツを合わせて、全体的にゆるいシルエットにしつつ、色合いで落ち着いた印象を出すコーディネートにしました。
友人が製作したアクセサリーはお守りがわりに身につけて、自分のワンポイントにもしています。

ファッションライターのつぶやき

流行りのオーバーサイズのシルエットをうまく取り入れつつ、落ち着いたアースカラーの色合いで大人の雰囲気を演出していて、バランスよい上手な着こなしが印象的です。

ダウンジャケット

モノトーン×シルエットでおしゃれに魅せる大人のモッズコート

2着目のコーディネートのポイント、こだわりを教えてください。

今トレンドのバンドカラーのシャツとナイロン生地のモッズコートが今回のコーディネートのポイントです。
かっこいい大人の印象となるように、モノトーンのコーディネートにしました。
また、下はゆったりとしたパンツに、上はジャストサイズのシャツを合わせて、さらにその上にボリュームのあるナイロン生地のモッズコートを合わせてシルエットでバランスと個性を出しました。

ファッションに対するこだわりを教えてください。

いつも”サイジング”を意識したコーディネートをしています。
トレンドということもありますが、ゆるめのシルエットを選択することが多いですかね。
上はタイトで下はゆったりさせる強弱をつけてバランスを大事にしています。

また、靴下と靴が大好きで足元にもこだわっています。今回はモノトーンでシンプルなコーディネートですが、柄ものの靴下を取り入れることで、コーディネートにメリハリをつけています。
さらに白のレザーシューズを合わせることで、印象に残る大人のスタイリングを意識しています。

ファッションライターのつぶやき

全体的に白と黒のモノトーンで統一感を出しつつ、ゆるさとタイトさのバランスが絶妙です。
また細かい部分にまで気を遣っていて、足元にはワンポイント靴下で柄ものを取り入れるなど、色合いやシルエットなどアクセントを加えることも意識して、自身の個性を出すコーディネートが印象的でした。
大人のおしゃれとしてお手本にしたいコーディネートですね。

#03休日は、奥様と一緒にバンドのライブへ

Qお休みの日はいつもどのように過ごされていますか?

休みの日は妻とバンドTシャツを着てライブに行くことが多いです。
好きなバンドはあるのですが、いろんなバンドのライブに少なくとも月1回以上は行っています。
最近はコロナでライブがなくなってしまったので、自分でギターを弾いてライブの代わりに楽しんでいます(笑)。
時には、一人でスタジオを借りて演奏したりもしていますよ(笑)。

#04”全力で、楽しく”がモットー

Q仕事をする上で一番大切にしていることはなんですか?

一言で言うと”全力で、楽しく”ということを一番大切にしています。
初めてのことをやらせていただく機会も多く、周囲からも大変と言われることが多いですが、どんなことも楽しみながら取り組むことで乗り越えてきました。
”楽しくないことはやっても時間の無駄”という考えもあって、仕事もプライベートもどうせやるならば楽しく、全力でやりきる気持ちを大事にしています。

Q園原さんの目標や目指すものはなんですか?

一緒に働くスタッフに少しでも何かを得ることができる時間が過ごせる職場づくりを目指して仕事をしています。
アルバイトやスーパーバイザー、店長もそうですが、仕事の時間は一日の大部分を占めるので、自分も周りの人も全力で仕事ができる環境を作っていくことを目標にしています。

園原さん2020年秋冬おすすめコーデまとめ

シンプルだけどお洒落な大人スタイルをテーマに、スーパー店長の園原さんに、おすすめコーディネートと服選びのポイントやこだわりをお聞きしました。
シンプルなデザインや色・柄のアイテムも、サイズ感やシルエットにこだわり、その時々のトレンドを自分に合う形で取り入れることでアイテムの印象も大きく変わりますね。
園原さんのシンプルかつ自分に合うサイズ感でシルエットのバランスをとるスタイリングは、ぜひお洋服選びの参考にしてみてください。

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